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『次の世代にバトンを渡す…』    (NEC東原執行役員)※2013年時点
今回は、NECグループが東日本大震災で被災した東北を支援するために設立した「復興支援推進室」の責任者である東原さんに、お話を伺いました。
 
☆ 桜は人々の心を温かくする…
『毎年必ず咲き誇る桜は、私にとって春の喜びを感じることができる存在です。昔から、桜の下を散歩しながら花見をすることが好きで、夜遅くに帰宅したときでも夜桜を見に出かけたり、時間があるときは週末を利用して全国各地の桜の名所を訪ねたりすることもある程です。』
と桜への想いを語る東原さん。お気に入りのお花見スポットは、千鳥ヶ淵だと話します。
『千鳥ヶ淵の桜は、桜の木々が水面に伸びるように生き生きと咲いている姿が本当に美しくて、見るたびに心が癒されます。桜という花はきっと、見る人の気持ちを明るく、温かくするのですね。そんな桜の新しい品種が作られ、福島と共に育っていくというこのプロジェクトは、福島の人々を始め日本全国の人々の心を暖かく元気にしてくれると思います。』
 
☆ 「一歩前に出る」ための仕組みづくり…
続いて、東原さんは、ご自身が責任者を務める「復興支援推進室」の取り組みについて、お話下さいました。
『復興を支援するためには長期的に腰を据えた取り組みをしなければならないだろうと考え、2011年11月に「復興支援推進室」を設立しました。東北駐在チームと東京チームの50名体制で、NECが得意とするICT、つまりITとネットワークの技術を活かした被災地の復興を支援する活動をしています。』
そして、東原さんは、その活動の中の一事例として、仮設住宅における住民同士のコミュニケーションをサポートする仕組みづくりについて、詳しく教えて下さいました。
『様々な地区から避難してきた仮設住宅の住民はお互いを良く知りませんので、何とかしてコミュニケーションがとれる方法はないかというニーズを聞いて考えた結果、全く新しい仕組みで、地上デジタル対応テレビを活用した「まちづくりコミュニティ形成支援システム」を開発することが出来ました。健康体操やお子さんの歌の発表会、または餅つき大会など、集会所で開催されるイベントを自治体や住民の皆さんが自らビデオ撮影をし、地デジの空きチャンネルに番組として配信するといった内容です。仕組みはとてもシンプルですが、番組に自分が映っていたり、知り合いが映っていると、「もう一度集会所に行ってみよう!」という意欲が向上したり、「ご近所とお友達になろうかな」といった新しいコミュニティの促進にも繋がります。
この取り組みはまず、津波で大きな被害を受けた宮城県亘理町にある仮設住宅(85戸)にて実証実験を始めましたが、今後は福島も含めた東北地方の各地域に展開していく予定です。』
 
☆ 新しい街づくりを見据えて…
被災地の再生だけではなく、新しい街づくりを今後の活動目的としている東原さん。被災地における復興支援のための仕組みづくりは、日本が抱える少子高齢化社会の課題解決に対しても一石を投じることができる可能性があると話します。
『東日本大震災は私たちに、これまで隠れていた“課題”を明らかにしてくれました。特に高齢者の孤立化や、外出をせずに引き籠もりになってしまっている現状は被災地だけでなく、日本中どこにでもあることだと認識しています。だからこそ、日本各地における今後の地域自律型・住民本位の地域コミュニティ形成や、高齢化社会における地域の「絆」の強化、そして豊かで安心して暮らせる社会基盤の構築を実現し、次の世代にバトンを渡す事が出来るような取り組みをしていきたいと考えています。』
 
☆最後に「fukushimaさくらプロジェクト」にメッセージを下さい
『私たちNECは、「復興支援推進室」を基点として、福島が本当の意味で復興して元気になり、新しい福島を作っていくことに貢献したいと考えています。‘はるか’が咲き誇る頃には、皆が元気に安心して暮らせる街が実現されるように、今後も全力で取り組んでいきたいと思います。』  (Rie Kawahara)